生産者様インタビューアイスプラント生産農家のひだまり農園大和田金四郎様
ジュエリーのようにキラキラ輝き、別名「野菜の宝石」と呼ばれるアイスプラント。乾燥した空気中でも育ち生命力が大変強く、土中のミネラルや栄養素を吸い上げて育つため栄養効果も優れています。食べ物としてだけでなく、最近は化粧品の原料としても使用され美容業界でも注目の野菜です。
ティナロ化粧品で使用しているアイスプラントエキスは、こだわりの農法で育てた“ひだり農園”のアイスプラントから抽出しています。他の農家さんでは出来ないこだわりのアイスプラント作りについて、生産者の大和田さんにお話しを伺いました。
アイスプラントを栽培するきっかけとは
大和田さんのひだまり農園は、岩手県陸前高田市にありすぐ近くには海が広がり潮風がとても心地よい場所にあります。海抜17メートルの高台にあるため東日本大震災の時は、命はとりとめたものの、津波はこの場所まで押し寄せ畑や自宅は浸水してしまったそうです。
17メートルの高さまで押し寄せるとは、想像を遙かに超えた津波だった事がうかがえます。
その後、この場所を開耕し何か作れる野菜はないだろうか?と調べていたところ見つけたのが“アイスプラント”でした。
まずは、すぐに自分でアイスプラントを育て食べてみたところシャキシャキとして美味しい!これならこの土壌にあっているのではないかとアイスプラントの栽培をスタートしたそうです。
美味しい野菜は全て土壌が命
ひだまり農園のアイスプランは、他のアイスプラントに比べて肉厚で葉が大きく、みずみずしさと歯ごたえが全然違います。実は、アイスプラントだけでなくトマトなども甘味の強い美味しい野菜が育ちます。
「なぜ、化学肥料を使用しなくてもそんなに美味しい野菜が出来るのか?」
その理由を伺うと土壌作りへのこだわりがありました。
まずアイスプラントに関しては、一般では水耕栽培(塩分を人工的に含ませる)が多いのですが、大和田さんのアイスプラントは、農薬や化学肥料を使わず栄養豊富なこだわりの土壌で栽培しています。
では、そのこだわりの土壌は一体何で作られているか?お話を伺いました。
こだわりの有用微生物農法とは
栄養豊富なこだわりの土壌作り。それは、有用微生物(GAM菌)を使った有機栽培法というもので、九州の開発者の方とのご縁がきっかけだそうです。
GAM菌とは、自然界に存在する微生物の中から有用な乳酸菌、酵母菌、光合成菌など10属80種類以上の微生物群を選び出し長期間にわたり特殊培養した培養液の事で、多種多様な微生物の働きによって、相乗効果を発揮するというもの。
とにかく土壌の有機物の分解度がとても高く、化学肥料を使わなくても栄養たっぷりの土壌が作られるそう。人工的な水を使わない自然栽培、栄養豊富な土壌、ひだまり農園のアイスプラントが、美味しくできるのも納得ですね。
編集後記
私が大和田さんと知り合ったご縁は、たまたま地元の産直でひだまり農園のアイスプラントを食べた事がきっかけでした。野菜なのにキラキラ光り、そしてシャキシャキとみずみずしく美味しくて感動し、これを化粧品に活用できないか?と思ったのが始まりです。
実は、アイスプラントには、ミネラルや水分を豊富に蓄える力があり、肌に対しても保湿力に優れ、肌に必要なビタミンやミネラルもバランスよく含まれているのです。
食べても良し、肌につけても良し!この素晴らしい農法で育てたアイスプラントを化粧品を通して沢山の方に知ってもらえたら嬉しいです。
肌も身体も喜ぶ話題の美食野菜!アイスプラント
アイスプラントは、乾燥した空気中でも育ち生命力が大変強く、土中のミネラルや栄養素を吸い上げて育ちます。葉や茎の表面についた結晶はジュエリーのようにキラキラ輝き、別名を「野菜の宝石」と呼ばれています。
ほどよい塩味と、シャキシャキとした食感が特徴で高級フレンチ食材としても使用されています。見た目も美しく栄養効果も優れており、最近では化粧品の原料としても使用され健康だけでなく美容として注目されている食材です。