冬と言えば、気になるのが肌の乾燥。塗っても塗っても乾燥が気になる・・・
ひどくなると粉を吹いたり、肌がピリピリ、化粧のノリも悪い。
気が付くと、目元や口元にシワが・・・。
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?肌の乾燥は、くすみやシワ、シミなどすべての肌トラブルを引き越す要因ともなりますので、早めの乾燥対策が大切です。実は、乾燥は正しいスキンケア(アウターケア)と、食事(インナーケア)で、防ぐ事が可能です。
ここでは、まずスキンケア法についてお伝えいたします。
冬に肌が乾燥する要因とは
気温や湿度の低下
潤いのある健康な肌の角質層は、約20~30%の水分が含まれています。肌の水分が20%以下になると、肌が乾燥し始めかさつきやツッパリ感を感じるようになります。乾燥肌と湿度はとても密接な関係があり湿度が50%以下になると肌の水分が蒸散しやすくなります。冬は特に暖房をつけっぱなし、空気がどんどん乾燥し湿度も50%以下になりやすくなります。そのため肌の水分が奪われ乾燥しやすくなるのです。
冬の紫外線
夏より紫外線量は少ないものの、冬でも紫外線は降り注いでいます。乾燥した肌はバリア機能が低下しているため、弱い紫外線でも肌の奥まで届きやすくなります。紫外線ダメージが内部まで進んでしますと乾燥だけでなくシワなども引き起こしてしまいます。特に雪は反射率が高くなり肌に届く紫外線量が強くなりますので夏と同じ日焼けの症状を引き起こします。スキーなどは特に注意が必要です。
※バリア機能とは・・・肌表面にある0.02mmの角質層が潤いで満たされ、乾燥と外的刺激から肌を守る機能の事を言います。肌乾燥する事により角質層の水分がなくなり、隙間ができるようになると、肌内部に刺激が入りやすくなり、化粧水が染みたり痒みなどを引きおこします。
身体の冷えによる代謝機能の低下
冬の乾燥肌の要因は、身体の冷えが原因の場合もあります。寒さよって体の血流が悪くなり代謝機能が低下します。そうする事で、肌細胞に十分な栄養が届かなくなります。肌細胞が元気がなくなることで、未熟が細胞が生まれ水分や潤いを保つ事ができなくなります。また、肌は乾燥する事でターンオーバーも乱れるためごわつきやクスミもでやすくなります。
このように冬の乾燥肌は、外からの外的要因や内からの内的要因によって引き起こされます。
冬の乾燥肌対策には、肌の潤いを保つ保湿成分が重要
若い頃は、冬でも肌の乾燥が気にならなかったと思います。それは、元々肌に備わっている保湿成分が十分に機能していたためです。この保湿成分は水分を保持する働きがあります。
肌の保湿成分は、肌の角質細胞の間に存在しており、細胞同時を潤いで満たして、しっかりと繋ぎとめる役割をしています。
この保湿物質の種類や構成比は下記の通りです。
- 角質細胞間脂質約80%(セラミド、脂質、コレステロールなど)
- 天然保湿因子約17%(アミノ酸、尿素、PCA、乳酸、ヒアルロン酸など)
- 皮脂約3%
上記からも分かるように、セラミドなどの細胞間脂質が割合を大きく占め、次にアミノ酸などの天然保湿因子が占めます。実は、重要なのがこの2つです。
これらの保湿成分がきちんと肌で機能していれば、乾燥知らずの潤肌を保つ事ができますが、残念ながら年齢と共に減少してしていきます。そのため、潤いをキープできず乾燥やシワとなって現れます。
冬の乾燥肌対策としては、クリームをべったり塗っている方も多いと思いますが、残念ながらそれは一時的に肌表面を密封している状態。内側はスカスカの状態なので、時間が経つとまた乾燥肌に戻ってしまいます。
冬の乾燥肌対策は、スキンケアにセラミドとアミノ酸を取り入れましょう
乾燥肌に必要なのは、保湿物質の主役でもある「セラミド」と「アミノ酸」です。セラミドは、肌の細胞間脂質の7割を占め、アミノ酸も天然保湿因子の約4割を占めるのでとても重要な存在です。
セラミドは、水分保持に優れ、ターンオーバーの促進、シワを軽減する事もあります。
セラミドの成分には、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドEOH、セラミドAG、セラミドAP、セラミドEOSなどがあります。
アミノ酸は、水分を保持や肌の弾力を保つ主成分ともなります。プルプルのイメージのあるコラーゲンもアミノ酸の一種です。
アミノ酸の成分には、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、プロテオグリカン、コラーゲンなどがあります。
*プロテオグリカンは、糖とタンパク質の複合体で「糖たんぱく質の一つ」の事で、肌の真皮層や軟骨や筋肉などに存在しています。肌では、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促したりターンオーバーを正常化する働きもあります。
冬は特に、これらの保湿成分を肌に補うようにしましょう。
冬の乾燥肌対策は、肌に必要な保湿成分をバランスよく届けましょう
肌が乾燥すると、クリームやオイルをべったり塗っている方も多いかと思いますが、それでは肌表面だけを覆っているだけで乾燥肌は解決されません。上記でお伝えした、肌の水分を保持するために肌に必要な保湿成分を補う事が鍵となります。
セラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸、油分などがバランスよく配合されているもので浸透性が高いものがおすすめです。クリームや植物油は、油分の配合量が多いので、浸透でなく肌を密封する力に優れいます。使用する際は、スキンケアの一番最後に塗布するようにしましょう。
ティナロのトゥルーローションは、肌に必要な下記の保湿成分を贅沢に配合しています。
- セラミドNP(セラミド3、細胞間脂質の約7~8割を占め肌の水分保持機能として働きシワを軽減します)
- 加水分解コラーゲン(水溶性コラーゲンをさらに細分化し、浸透しやすいコラーゲン。保湿力の優れています)
- ヒアルロン酸Na(真皮層にあるゼリー状の保湿物質で、200~600倍の水分を抱え込む力があります)
- 水溶性プロオグリカン(細胞外マトリックスを形成するタンパク質で、真皮層や軟骨などに存在します。ヒアルロン酸を生成し1.5倍以上の保湿力があります)
- PCA-Na(天然保湿因子NMFの約12%を占めるPCA(ピロリドンカルボン酸)のナトリウム塩。保湿に優れています)
- 12種のアミノ酸:アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン(肌のタンパク質の主成分で、弾力と潤いに欠かせない成分です)
その他、保湿効果のある米ぬかエキス、ジュンサイエキス、スクワラン、肌の血行を促進するビタミンEなど配合。
浸透力を高めるために、肌の角質の細胞間脂質と同じ構造を持つ世界特許技術力(ラメラテクノロジー)を取り入れていますので、保湿成分をしっかり肌に届ける事ができます。
トゥルーローションだけで、肌が潤うのは肌に必要な保湿成分と浸透する技術力にこだわっているからです。
冬の乾燥肌対策は皮脂を取りすぎない事
皮脂は、天然の保湿剤。肌の表面に膜をはって肌を潤いし水分の蒸散を防ぐ働きをしています。冬は、気温の低下により夏に比べて皮脂も出にくくなりますので、皮脂を取りすぎ事も冬の乾燥肌対策には大切な事です。そのため洗顔にも気を配りましょう。
夏と同じ洗浄力の強いクレンジング剤と洗顔料によるダブル洗顔は、過剰に皮脂を取りすぎて肌に負担がかかり乾燥肌を引き起こす原因となります。
洗浄成分には、メーク汚れなどの油と水を馴染ませるために、合成界面活性剤が配合されています。これは、肌の皮脂膜を奪い潤いに大切な細胞間脂質のセラミドなども洗い流してしう性質があります。肌のバリア機能までダメージを与えてしまうので、洗浄力の強い界面活性剤は冬や乾燥肌の方にはおすすめはできません。
特にオイルクレンジングやふき取りタイプのクレンジング剤は、洗浄成分が強めですので乾燥肌の方は控えるようにしましょう。クレンジングはミルクタイプで、皮脂を取りすぎず潤いを与える”アミノ酸系の洗浄成分”がおすすめです。乾燥肌が気になる方は、朝の洗顔はお湯だけでも十分です。
お湯の温度、寒いとどうしても熱くなりがちですがお湯の温度が熱いと必要以上に皮脂や水分を奪ってしまうので注意が必要です。すすぎは、ぬるいと感じるくらいの温度ですすぎましょう。
アミノ酸で洗うティナロの美容液洗顔料
ティナロのトゥルーウォッシュは、まさに冬の乾燥肌にはぴったりな美容液洗顔料です。
アミノ酸の高級洗浄成分で、しっとりと洗い上げ洗顔後も肌がつっぱる事がありません。
また、ミルクタイプで肌になじみがが良く、自然に泡立ち汚れを吸着します。コメヌカエキス配合で、パックとしてもお使いいただけるまさに美容液のような洗顔料です。
1本でクレンジング、洗顔、泡パックとして使用いただけます。
冬の乾燥肌対策は血行を促進するケアをプラスしましょう
冬のスキンケアにぜひプラスしたいのが、血行を促進する事。肌を温め血流を促進する事で、肌細胞に栄養が届きやすくなり乾燥に負けにくい肌を育む事ができます。
蒸しタオルで肌を温めましょう
蒸しタオル美容法という言葉があるように、手軽に簡単にできる即効性のある美容法です。冬場の乾燥肌対策はもちろん、くすみにもとても効果的です。水で濡らしたタオルを軽くしぼり電子レンジに入れて1分ほど温めればすぐに蒸しタオルができます。温度を確かめて、肌に乗せて手のひら全体で押し当てるように温めます。この際、目の際、耳の後ろなどを軽くプッシュすると、より効果的です。洗顔の後でも良いですし、おすすめはトゥルーローションを塗った後ラップをして蒸しタオルを肌に乗せると、浸透性が高まり肌がふっくらとします。
マッサージでリンパを流しましょう
乳液などを塗布する際に、ただ塗るのではなくマッサージを取り入れてリンパを流すようにしましょう。冬場は、顔のリンパの流れも悪くなり血流も滞りがちです。マッサージの仕方は、とても簡単です。あまり力を入れず外に向かって流すようにすればOKです。フェースラインから耳の後ろに向かって、口元から耳の横に向かって、鼻の脇からこめかみに向かって、おでこは、生え際に向かって流しましょう。
冬の乾燥肌対策のまとめ
- 冬の乾燥肌は、気温や湿度の低下による水分量の低下、暖房や紫外線によるダメージ、冷えによる血流や代謝機能が関係している
- 肌にもともと備わっている保湿機能がきちんと働いていれば、水分を肌に閉じ込め乾燥を防ぐ事ができる
- 年齢と共に保湿機能が悪くなり乾燥がすすむようになるため、冬場は特に保湿成分を補う事が大切
- 乾燥肌に必要なの保湿成分は、保湿物質の主役でもある「セラミド」と「アミノ酸」
- 皮脂を取りすぎない&負担をかけない洗顔を行う事が大切、アミノ酸系の洗浄成分がおすすめ
- すすぎは、熱いお湯に注意!ぬるいと感じる温度で
- 冬は蒸しタオルやマッサージなどで肌の血行を促すと肌細胞に栄養が届きやすくなる
乾燥肌や敏感肌でお悩みの方は、ぜひLINE@でお気軽にご相談くださいね。