乾燥肌の原因の一つに、間違ったスキンケア＆過剰なスキンケアがあります。今まで5万人以上もの施術やアドバイスをさせていただきましたが、良かれと思っているケアがかえって乾燥を招いている事がとても多いです。
思えば、おばあちゃんとか昔の人って、あまり化粧をしなくても肌が綺麗だったイメージがありませんか？今のように、高機能な化粧品もなかったので、いたってシンプルなスキンケアだったはずです。
実は、それが乾燥肌や敏感肌を解消しトラブル知らずの肌を育むスキンケアのポイントなのです！
乾燥肌・敏感肌の方は、自分のケアの仕方の仕方をもう一度見直してみてください。
チェック項目に該当する方は、今日から注意し実践する事が大切です。
乾燥肌・敏感肌の方は、とにかく
「洗いすぎ・擦りすぎ・つけすぎ」
に注意しなければいけません。この3点を意識するだけで、自分の肌力が高まり水分量も保水力もアップしてきます。
乾燥肌・敏感肌の方のためのスキンケア方法
＜乾燥肌・敏感肌の方のクレンジング法＞
乾燥肌や敏感肌の方が、クレンジングを使用する際は、メークの濃さにもよりますが極力洗浄力の弱いものにしましょう。メークはパウダータイプなど薄めにし、肌が荒れている時は、メークやクレンジング剤の使用は控えましょう。
オイルクレンジングや、ふき取りタイプ、ジェルタイプは馴染みがよく早く落ちますが、洗浄力が強いため乾燥肌や敏感肌の方には不向きです。乾燥肌や敏感肌の方は、洗浄力が弱めのミルクタイプかクリームタイプがおすすめです。
＊ポイントメークなど落ちにくい部分は、100％植物オイルのもので部分的に馴染ませて落とすと負担が軽減できます。
また、クレンジングしながらマッサージする方がいらっしゃいますが、クレンジング剤は落とすものです。肌への負担となりますのでマッサージは絶対やめましょう。
＜乾燥肌・敏感肌の方の洗顔法＞
・洗い方
乾燥肌・敏感肌の方の洗顔は、洗い方やお湯の温度、すすぎ方を重視しょう。まず、ゴシゴシと摩擦はＮＧです。泡立ちのよいもので優しく洗いましょう。皮脂や汚れが詰まりやすいＴゾーン部分は念入りに、乾燥しやすい頬や口元、目元は軽くなじませるだけで十分です。また、肌荒れがひどい方は、泡をのせて10秒くらい置くくらいで十分です。
また、ブラシの使用は乾燥肌・敏感肌の方は悪化させるので使用を控えましょう。
・すすぎ方
お湯の温度は、ぬるいと感じる温度（35℃以下）にしましょう。面倒だからとシャワーのついでに洗い流すのはやめましょう。洗顔よりも念入りに10回以上綺麗なお湯や水ですすぎましょう。凹凸のある眉間や瞼の上、小鼻の脇は落ちずらいので念入りに。
・洗顔料の選び方
乾燥肌・敏感肌の方も使用する洗顔料は、クレンジング同様、肌の皮脂を取りすぎないものを使用しましょう。洗ってすぐにつっぱる方は、洗浄力が強めです。石鹸系は、泡立ちが良いですが洗浄力は強めですので乾燥肌や敏感肌の方にはあまりおすすめは出来ません。アミノ酸系の洗浄成分で、優しく洗いましょう。
＜乾燥肌・敏感肌の方の保湿ケア＞
洗顔した後は、保湿です。保湿とは、肌の湿度（水分）を保つ事。乾燥肌や敏感肌の方は、この水分を保つ力が低下しているので何より保湿ケアが大切です。何をつけたらよいか分からない場合は、化粧水やクリームよりも美容液がおすすめです。
化粧水は、一時肌が潤った感じがしますが、水分が多いので時間と共に蒸発します。その際、お肌の水分も蒸発してしますのです。また、アルコールの含有量が高いものが多く、肌荒れの方は染みる場合があります。
肌荒れなどトラブルがある場合は、何の化粧品にしろパッチテストをしてから使用しましょう。
＊パッチテストの方法・・・手の腕の内側に10円玉の大きさを塗る。その部分は、濡らさないように絆創膏やガーゼなどで保護すると良いです。24時間経過して赤味や痒みがなければ大丈夫です。
乾燥肌・敏感肌の方は、肌の抵抗力も低下しています。あれもこれも塗るよりも、シンプルな保湿に重視した化粧品を使用しましょう。保水力が高い、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカン、ＮＭＦ（天然保湿因子）、アミノ酸配合のものがおすすめです。美白剤や、クリームなどの使用は負担になりますので使用を控えましょう。シンプルに肌の治癒力を高める事が大切です。
＜日焼け止め＞
乾燥肌・敏感肌の方は、日焼け止めは極力肌への負担がないもの。普段使いであれば紫外線吸収剤やＳＰＦ３０以上のものは使用を控えましょう。また、ウォータープルーフタイプも肌に負担となります。肌荒れを起こしている方は、極力日焼け止めの使用は控えるようにしましょう。
＜メーク＞
乾燥肌・敏感肌の方のメークは、密着性が高く濃いメークだと肌に負担がかかり、落とすのも洗浄力が強めになってしまうので、極力ナチュラルメークにしましょう。できればパウダータイプの方が肌への負担が少ないですが、乾燥しやすいので塗布する前にしっかり保湿をする事がポイントです。
ＰＯＩＮＴ：乾燥肌・敏感肌の方は、とにかく皮脂や水分を取りすぎない洗顔法を。また、お湯の温度や摩擦などの刺激に注意しましょう。そして、乾燥肌や敏感肌の方に不足している保湿成分（セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど）をきちんと補う事がポイントです。過度なスキンケアはやめてシンプルに肌力を高めるケアを行いましょう。
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