前回は、真皮層(しんぴそう)の働きについてお話しました。
真皮には、コラーゲンやエラスチンという線維状のたんぱく質と、その間を埋めているヒアルロン酸やプロテオグリカンなどが存在し、これらが肌の弾力やハリを支えているとお話しました。
しかし残念ながら、年齢と共にこれらの機能が低下しハリや弾力がなくなります。
それが、たるみやシワ、毛穴の開きなどの原因になってしまうのです。
本日は、真皮の老化を引き起こす原因についてお話したいと思います。
真皮の老化を引き起こす原因6つ
●紫外線
私たちが普段浴びている紫外線UV-A(生活紫外線)は、波長が長く真皮までダメージを与えます。
コラーゲンやエラスチンなどの弾力線維を破壊します。
そのため線維が切れやすくなり、弾力を失い、たるみとなって現れます。
●乾燥
お肌は、乾燥すると肌のバリア機能(肌を守ろうとする力)が低下します。
そうすると、肌は紫外線ダメージを受けやすくなります。
また、表皮と真皮はお互い連携プレーをとっています。
表皮が乾燥し、保湿機能が低下すると真皮までダメージが及びます。
●血行不良
真皮には、毛細血管が網目状にはりめぐらされています。
血流が悪くなると、細胞に栄養が届かず真皮の機能が低下します。
●活性酸素
紫外線や大気汚染、ストレス、タバコなどにより体内では活性酸素が発生します。
活性酸素は細胞を酸化させダメージを与えます。
また、コラーゲンやエラスチン線維を変性させますので、弾力がなくなります。
●女性ホルモンの低下
女性ホルモンは、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアロン酸などの生成に関わっています。
年齢と共に女性ホルモンが低下すると、生成機能が低下しハリや弾力がなくなります。
●表情筋の衰え
顔の表情筋は、骨ではなく直接皮膚についていますので、たるみが出やすい部分です。
肌の土台である表情筋の衰えも、しわやたるみの原因になります。
このように、肌のシワやたるみも様々な要因が関係しているのです。
一つ一つ見直してみましょう。
☆彡ティナロに関わる全ての人が、いつまでも健康で美しく幸せでありますように・・・☆彡
そんな願いを込めて書いています。
ティナロ化粧品代表・美容家齊藤あき