女性の悩みで最も多いのが冷え。冷えは、万病の元と言われるように肩凝りや便秘、免疫力の低下など様々な体調不良を引き起こします。
また、水のめぐりも悪くなることで足がむくみやすかったり、疲れや倦怠感も引き起こします。
肌への血流も悪くなりますので、肌に栄養も届きにくくなりターンオーバーも乱れがちに。そうすると、肌は乾燥しやすくなったり、くすみや吹き出物など肌トラブルも出やすくなります。
冷えは、健康、美容、肌全てにおいてデメリットな事だらけですね。
特に今の季節は、上記のような症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
そんな方は、身体を芯から温めるお料理がおすすめです。単に温かい料理を食べるだけでなく、身体を温めて気や血の巡りをよくする食材を使うと、より効果が増して冷えにくい身体を作る事が出来ますよ。
気や血の巡りをよくする食材と言えば、代表的なのが「ショウガやニンニク、玉ねぎ、ネギ」などの香りを持つ辛味野菜やスパイス類。
肉類では鶏肉が身体を温めるあります。また良質なタンパク質が含まれいるので乾燥肌にもおすすめの食材です。
本日は、これらの食材を使用した簡単+美腸を作る食材を使った”さつまいも薬膳カレー”レシピをご紹介します。
体を温め腸内環境を整える!さつまいも薬膳カレー
ティナロでご紹介する料理は、自然の料理を無駄にせずまんべんなく生かす料理です。
そのため、野菜は皮ごと調理しますし、余計なものが入ってる市販のカレールーは使用しません。スパイスや発酵調味料、野菜の甘みで美味しいカレーが簡単に作れます。
【材料】約2~3人前
・鶏もも肉・・・約250g
・たまねぎ・・・1個
・長ネギ・・・1/2本
・にんじん・・・1/2本
・さつまいも・・・中1個
・マッシュルーム(あればでOK)・・・6個
・カレー粉・・・大さじ2
・五香粉(あればでOK)・・・小さじ1
・赤唐がらし・・・小1本
・にんにく(すりおろし)・・・1かけ
・ショウガのすりおろし・・・大さじ1.5
・みそ、しょうゆ、みりん・・・各大さじ1.5
・砂糖・・・大さじ2
・水・・・4~5カップ
・塩・・・小さじ1
・オリーブ油・・・大さじ2
・S&Bカレー粉・・・ターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤トウガラシ、チンピなどのスパイスのみで出来ています。
・五香粉・・・八角、花椒(ホアジャオ)、シナモン、陳皮(チンピ)、グローブ
身体を温め胃腸を整えるスパイスが盛りだくさんですね!
【作り方】
~ポイント~
*玉ねぎは透き通るまでよく炒めましょう。甘みが出やすくなります。
*にんにくやショウガはチューブタイプではなく、すりおろした方が効果もありますし味が引き締まります。
*砂糖は白砂糖でなく、精製されてない茶色の砂糖(きび砂糖や甜菜糖)を使用しましょう。
*味噌は赤味噌の方がコクがでやすいです。
*五粉香は、あればで大丈夫ですが入れると香りが豊かになります。
1、鶏肉は、食べやすい大きさに切切る。玉ねぎはみじん切りに、長ねぎは斜め薄切りに切る。さっまいもとにんじんは乱切りで食べやすい大きさに切る。
2、鍋に油を熱し、玉ねぎをよく炒める。色が変わり透き通るくらまでなったら、にんにく、しょうが、赤トウガラシ、カレー粉(あれば五香粉)を加えて、玉ねぎによく馴染ませ炒める。
3、鶏肉とその他の野菜(長ネギ、さつまいも、にんじん)を加えて炒め、水カップ4を加えて弱めの中火で約20分煮る。
4.味噌、醤油、みりん、砂糖、塩を混ぜて加えて、さらに5分煮て完成。
腸を整えて免疫力もUP!気持ちも前向きに♪
ティナロのコラムでいつもお話していますが、美肌を育む鍵は腸を整える事です。
腸内環境が乱れていると、栄養も吸収されにくくなりますし有害物質が腸内の毛細血管から全身をめぐり肌にも悪影響を与えます。
また、腸は、免疫を司るところですので腸を整える事は免疫力アップにもつながります。幸せホルモンセロトニンが増えて気持ちも前向きになります。
今回、腸を整える食材もふんだんに取り入れていますので、参考にしてみてください。
・さつまいも・・・カレーと言えば、じゃがいもというイメージですがさつまいもがカレーによく合うんです!さつまいもには、食物繊維やヤラピンが多く含まれいますので、便秘解消にもってこいの食材です。
ヤラピンとは、さつまいもを切った時に出で来る白い液体で、胃の粘膜を保護したり排便をスムーズにする働きがあり食物繊維との相乗効果を高めます。
サツマイモの皮に多く含まれますので、必ず皮ごと召し上がってくださいね。また、抗酸化力のあるポリフェノールの一種クロロゲン酸や、ビタミンCやミネラルを含みます。
・味噌・・・味噌は医者知らずと言われる程、優秀な栄養発酵食品です。腸内バランスを整えるのはもちろん、良質な植物性たんぱく質や、コレステロールを下げる働きのあるリノール酸や大豆レシチン、女性ホルモン様作用が期待できるイソフラボンなどを含みまさに女性に嬉しい栄養素が詰まっています。
・玄米・・・玄米は精製されてないお米の事で、胚芽や糠(ぬか)の部分には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。人間が生きていくために必要な栄養素をバランスよく含んでおり完全栄養食とも言われています。白米ではこの部分をわざわざ捨ててしまっているのでもったいない話ですよね。
また、玄米に含まれるフィチン酸にはキレート作用があり、腸内の有害物質と結合し体内に排泄する働きもあります。身体のデトックスもできるのは嬉しいですね。栄養素がバランスよく摂れる、腸内環境を整える、デトックスができるまさに一石三鳥の食材ですね。
さついまいもの代わりにじゃがいも、玄米の代わりに白米でも構いませんが、
便秘が気になっていたり美肌を目指したい方は、ぜひ上記の食材を使ってみてください。
自粛期間で、自宅にいる期間が多く気も滅入りやすくなりますが、そんな時は香り豊かな食材を使ってお料理をすると気持ちも明るくなりますよ。気分転換にたまにはいつもと違うお料理も挑戦してみてくださいね。