私たちの体も肌も髪も私たちが食べたもので出来ています。肌は内臓の鏡とも言いますが、まさにその通り。チョコレートやナッツなど食べ過ぎると、翌朝吹き出物ができていたり、アルコールを飲みすぎると顔がむくんだり、本当にダイレクトに現れますよね！ある意味、吹き出物など肌へのサインは、体のサインでもあるのでこれを見過ごさなければすぐに改善されます。ここで、サインを見過ごしていると内臓から組織へと悪化し病気にもつながるので注意が必要です。
さて、乾燥肌ですが、乾燥肌を引き起こしている原因も口にしている食べ物が大きく関係している場合が多いです。肌荒れや、アトピー性皮膚炎も同様です。
乾燥肌や敏感肌で悩んでいる方は、乾燥肌を引き起こす食材をご覧いただきチェックしてみてください。
チェック項目に当てはまる方は、取りすぎている食材を減らしてみてくださいね。
日本人は、特に流行に流されやすく、食材に関してもＴＶで流行っているものがあるとすぐに飛びつく傾向にあります。翌日、スーパーからその食材が消えている事もたまにありますよね！あれが足りない、これが不足しているというものだけに関心を持ち、足りないものを補えば良くなると思がちです。しかし、現実はそんな甘くはありません。
飽食と言われている今の時代は、足りないからではなく、多すぎるから肌や体にサインが出ている事を意識しなければいけません。乾燥肌も敏感肌も、コラーゲンやビタミンや、酵素やら色々摂取するよりもまずは多く取りすぎているものを減らし、本当に必要なものを摂取するようにしましょう。
甘いもの・お酒・油（動物性脂や酸化した油）を減らす
乾燥肌を引き起こす食材でもお話しましたが、乾燥肌を加速させる食べものは、甘いもの・お酒・油の３つです。これらは、血管をドロドロにしたり、腸内環境を乱すため血液の質が悪くなり、結果肌細胞も質が悪くなり、乾燥肌となって現れるのです。
乾燥肌の方は、血中の脂肪やコレステロール値が比較的高い方が多く、このような食事ばかり摂取していると、後々動脈硬化や心臓、肝臓や子宮系のトラブルにつながる場合がありますので注意が必要です。
＜乾燥肌を改善するために、お休みしたい食材＞
糖分たっぷりの甘い食材（ケーキ、お菓子、アイスクリーム、パン類）甘みの強いフルーツ、清涼飲料水などのジュース、アルコール、コーヒー、脂身の多いお肉、揚げ物
＜乾燥肌を改善するために、摂取したい食材＞
旬の野菜、根菜類、玉ねぎ、大根、ねぎ、にんにく、しょうが、ニラなど辛味のある野菜、キノコ類、りんご、青魚、大豆、発酵食品（味噌、納豆、米麹など）
乾燥肌や敏感肌の方は、野菜が不足している方が多いので野菜をバランスよく摂取しましょう。青菜やトマト、ニンジンなどなるべく色とりどりの野菜を、できれば旬の食材が栄養価が高いのでおすすめです。また、根菜類は体を温める働きがあります。
野菜は、生野菜ばかりでなくたまには温野菜にして摂取しましょう。
玉ねぎや大根、にんにく、しょうが、ニラなど辛味や香りのある野菜は、体にたまった油脂を排泄したり、気や血、水のめぐりを促す働きがあるので乾燥肌におすすめです。
その他、りんごやキノコ類も身体のデトックス作用、水溶性食物繊維で腸内環境を整えます。発酵食品も同様です。青魚には良質なたんぱく質が含まれ、オメガ３脂肪酸は細胞膜の構成成分となり乾燥肌に効果的です。
植物性のたんぱく質として大豆製品も良いでしょう。ただし、大豆製品は油脂が多いので摂取しすぎると吹き出物などの原因になります。ほどほどにバランスよくが一番です。
ＰＯＩＮＴ：乾燥肌や敏感肌を改善するには、まずは多く取りすぎているものを減らす。砂糖・お酒・油は注意！そして、体に溜まった油脂や毒素を出す事がポイント。玉ねぎや大根、ねぎなど辛味のある食材、キノコ類は油脂や毒素を排泄する働きがあります。また、野菜を今よりも多めに摂取する事。旬の野菜や根菜類を積極的に摂取しましょう。
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